カバの雄叫び - 阿部守一新知事を迎えて

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阿部守一新知事を迎えて2010/10/27 2:43 pm

阿部守一新知事を迎えて

 異常に暑かった夏の知事選の結果、5000票という僅差では
ありましたが、我々(自民党県議団、創志会、県民クラブ、公明党)
が 推しました腰原愛正さんを破って 阿部新知事の誕生となりました。
選挙の結果は厳粛に受け止めなければいけませんし、選挙後に実施された
世論調査での 阿部新知事の支持率の高さは、県民の新しい県政への期待
の高さだと 思っています。

『村井県政』の継続を謳って結果的に阿部さんと戦った我々の真意は
次の2点にありました。

 .蝓璽泪鵐轡腑奪以降 さらに苦しくなっている長野県の経済と雇用
  のために、県としてできる限りの経済対策を進めること。

◆仝と国・県と市町村・県と議会・県知事と県職員の信頼関係を
  メチャクチャにしてしまった田中県政の再現を阻止すること。


阿部知事の新体制がスタートして間もなく2ヶ月。9月定例県議会も無事に終わり、
まずは順調にすべり出しました。
この時点で新知事の評価としてああだこうだと言うのは少し早すぎるでしょう。
しかし、知事の舵取りの仕方に長野県の浮沈がかかっているので評価すると言うのでなく、
心配な点のみ指摘しておきます。

それは、
〃从兮从のことであります。
 今、日本はデフレ不況に陥っています。皆がお金を使わなくなっている故です。
 こういう状況では政治主体(国と地方自治体)が、
 苦しいながらもなるべく多くの予算を組んで金を使うことが、経済対策の基本となります。
 この点で9月定例県議会で示された阿部知事の考え方に心配な点が出てきました。


それは、「臨時財政対策債」に対する考え方です。

「臨時財政対策債」とは、国が地方自治体に交付すべき交付税を満額用意できない場合、
その不足分を、地方自治体が借り入れし、その元金・利息を国が返済するというものです。
たとえば、国が長野県に対して2000億円交付税を交付すべきところ、1800億円しかない場合、
その差200億円を長野県が県債として借り入れるものであり、この200億円の元利は国が後々支払うというものです。

村井前県知事は、この「臨時財政対策債」と通常の県債(長野県が返済するもの)とを峻別し、
県債残高は減らしながらも「臨時財政対策債」は、満額手当てをして、長野県の経済対策を続けてきました。

阿部知事は、「臨時財政対策債」も県債に変わりなく、「臨時財政対策債」といえどもむやみに増やしてよいものではない。
と発言されました。

確かに「臨時財政対策債」も借金です。しかし、これは国が責任を持って返すべき借金です。

かつて田中康夫元県知事も同じ趣旨の発言をしましたが、この阿部知事の発言には、国は喜ぶでしょうが、
景気・雇用で苦しんでいる長野県としては、使わない手はないと思います。

国の政治家としての発言ならば阿部知事の発言はあるいは正しいかもしれませんが、
長野県知事としては村井前知事の考え方の方が正しいと私は考えます。

来年度(平成23年度)の予算編成はこれからです。知事として実際に「臨時財政対策債」を
どう扱うかお手並み拝見ということになります。


以上申し上げてきた、景気・雇用対策の問題の他にも事業仕分けの具体策や浅川ダムの可否等々
結論を出さなければならない問題が山積しています。

いたずらに対立するつもりは全くありませんが、長野県民のため、長野県の将来のためになるかどうかの視点から、
是々非々の立場で対処してまいります。

どうか忌憚の無いご意見をお寄せ下さい。

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